3月20日大阪PAL研究会早朝勉強会レポート

早朝勉強会時撮影写真

早朝勉強会時撮影写真

 平成30年3月20日、AM6:45から梅新東の国道ビル3階にて、早朝勉強会を開催しました。
 講師は、田中史子法律事務所の弁護士田中史子先生でした。
 テーマは「離婚と財産分与」【顧問先社長様からの相談にも役立つ、離婚と財産分与の基礎知識 ~ 自社株は財産分与の対象?~】でした。
 まずは、田中史子先生の自己紹介や事務所の使命をお話しいただきました。
 田中先生の事務所の使命は「問題の解決を通じて、自由・自立・思いやりの人生を手に入れていただくためのお手伝いをする」とのことで、離婚という一つの問題解決だけでなく、離婚の後のそれぞれの生活や子供の生活も意識して仕事をなさっているとのことでした。
 離婚による財産分与について、原則として婚姻後に形成された夫婦の財産は、名義にかかわりなく2分の1ずつに分けるという、いわゆる「2分の1ルール」が適用されるとのことで、これは妻が専業主婦であろうが、経営者であろうが広く適用されるということを強調されました。
 そして、経営者の方の離婚の場合、単に夫婦生活の解消だけではなく、財産分与によって会社経営が成り立たなくなることもありうるとしていくつか例を挙げて説明されました。
 預金などについて、家計のすべてを一方配偶者に任せていた場合、使い込みや多額の引出など把握することが困難になるので、家計の収支管理や預金先などについて夫婦での話し合いや考えて行う必要があるとのことでした。
 株式について、投資用に購入された株式以外にも、ご自身で起業された場合の自社株についても財産分与の対象となるため、離婚したにもかかわらず元配偶者が株主として、経営にも多大な影響が及ぶとのことでした。
 まとめとして、外で働いているから家庭は二の次ではなく、家庭も大事にしないと経営自体も傾くこともあるので、まずは家に帰ったら「ありがとう」と奥様や旦那様に伝えることが重要ですとのことでした。

 本日の早朝勉強会も大変勉強になりました。
 田中先生ありがとうございました。
大阪PAL研究会専門家会員、弁護士田中史子先生
次回の早朝勉強会は4月10日(火)です。開始時間及び開催場所は今回と同様です。
 テーマは、「足りないの?気づいた時にはもういない。」~その保険、あなたの愛ずる家族や社員を守れますか?~で、FPの戸井邦明様にご登壇いただきます。
 大阪パル研究会は、100年企業づくりを目指す経営者を一般会員として募集しています。また、理念にご賛同いただける士業の方を専門家会員として募集しています。
 詳細は以下をご覧ください。
 https://www.lawtax.jp/index.php?palken

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