11/21経営力アップセミナー実施報告

今回は、3社3名の経営者の方とアシスタントで田中史子弁護士が参加してくださいました。

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今回は、近くの託児所に預けていたテントウムシ君も記念撮影のみ参加です(笑)。

 破産弁護士として、多くの会社の決算書を見てきましたが、どれも同じような傾向があります。それは、キャッシュフローが悪く、数年後にその会社が倒産することは、事前にわかっているはずということです。

 経営者が、財務を理解していない場合は、それが解りません。税理士は、一般には、キャッシュフローのアドバイスはできません。銀行も、取り合えず、貸そうとします。

 銀行が貸してくれるので、うちは大丈夫だと思っていた。税理士も銀行が貸してくれるので、いいんじゃないかと言っていた。利益が出ているのに、どうして資金繰りが悪いのかわからなかった。破産会社の社長は、口をそろえてそう言います。

 銀行は会社のことを考えて貸してくれません。銀行の利益しか考えません。税理士は、専門ではない、経営の指導はできません。帳簿の整理と税金の計算だけで精いっぱいです。保険会社も、会社の将来を考えて保険を提案してくれません。

 銀行に関わる専門家は、必ずしも会社の将来を社長と一緒に考えてくれません。会社の将来が、決算書が読めない経営者の肩にかかっているとすれば、それ自体で極めて高いリスクを抱えていることになります。

 研修が終わって、今までこんなことも知らなかったのかと、反省する経営者の方が非常に多いです。会社を経営し、従業員やその家族の人生にも責任を負う経営者である以上、現在の会社の状態を正確に知り、それを将来につなげる必要があります。

 現状が悪ければ、悪いことを認識して、良くする方法を考える。現状が良ければ、より良くする方法を考える。これは単純ですが、経営者しかできないことです。

 少しでも、現状を正確に知っていただき、明日から何をするべきなのか、会社の問題点と課題を具体化していただくこと、それが経営力アップセミナーの目的です。

 経営力アップセミナーのご案内はこちらです。

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